「食欲」のコントロールと「意志」の強さは無関係?

「食欲」のコントロールと「意志」の強さは無関係?

マーケティング&リサーチ会社である株式会社シタシオンジャパンは、「女性のダイエットに関する調査」を実施した。調査の結果、ダイエットに失敗したことがある女性は約8割で、その多くが失敗の理由を「自分の意志が弱いから」だと考えていることが分かった。ダイエットの成功には、「自分の意志の強さ」が重要だと考える一方、約9割の女性がストレスや季節の変化などによって食欲が増進すると感じており、ストレスと季節変化は食欲に関連があることが明らかになった。

成功者が少ないダイエットの実態

調査によると、ダイエット失敗経験のある女性は77.7%と約8割にのぼり、ダイエット成功の難しさが浮き彫りになった。ダイエットの失敗理由の1位は「自分の意志が弱いから・自分に甘いから」で92.7%、3位には「食事を我慢するのがストレスだから」が90.1%となった。ダイエットを成功に導くためには、強い意志で食欲をコントロールすることが重要だと考えている女性が多いのにも関わらず、食欲コントロールが難しい理由はどこにあるのか。

ストレスや季節変化は、食欲暴走のきっかけに

ダイエットには、強い意志で食欲をコントロールすることが重要だと考えている女性が多いが、食欲が増す理由として、「ストレス」が82.7%であり、ストレスが食欲コントロールの障壁となっていることが分かった。また、76.6%もの女性は「ダイエットがうまくいかないこと自体がストレス」と感じており、それゆえ食欲がさらに増すという悪循環におちいっているようだ。さらに、ストレスを感じている女性の64.4%が、週3回以上間食すると回答していることからも、ストレスと食欲には関係があることが分かった。

また、季節・気候の変化の影響を受けやすい人は、変化を受けにくい人よりもダイエット失敗率が高くなること、さらに、間食が多い人(週3回以上)は、特に梅雨時期に体調が悪くなりやすいことが分かった。体調を崩しやすいこれからの梅雨時期は、ダイエットに失敗する可能性が高くなりそうだ。

食欲のコントロールに意志の強さは無関係

30年で3万人の肥満治療をしたという、肥満外来の佐藤桂子医師は、今回の調査結果に関して次のように述べている。

食欲のメカニズムは、まだ解明されていないことが多いですが、近年、脂肪細胞から分泌される「レプチン」と胃から分泌される「グレリン」が食欲コントロールに作用していることが分かりました。レプチン分泌量は体脂肪量に比例しており、脂肪が増加するとレプチンも増加し食欲を抑制しようとします。

逆に、脂肪量が減少すると、レプチンも減少し、生命を維持するために、胃から「グレリン」が分泌され食べることを促します。ダイエットが成功しにくいのは、脂肪量が減るとレプチンが減少して食欲が増すためにリバウンドが起こることが多いからです。

さらにレプチンやグレリンは、ストレスの影響を受けることが分かっています。ストレスが増加したり、睡眠不足や季節・気候の影響等で自律神経が乱れたりすると、レプチンが減少しグレリンが増加します。そのため、ストレスが多い人や季節などの影響を受けやすい人が意志だけで食欲をコントロールすることは非常に難しいのです。レプチンの分泌を減少させずグレリンを増加させないためには、以下の方法が有効と考えます。

十分な睡眠

睡眠不足になると自律神経が乱れてレプチンの分泌が減少、グレリンの分泌が増加し食欲コントロールが難しくなります。痩せたいなら、まずきちんと眠ることが重要です。

サポート成分を賢く取り入れる

食欲調整ホルモンへの作用が期待される、食品成分「酵母ペプチドDNF-10」。野生動物に肥満はありません。それは、自然体で生活を営んでいるからです。人工環境に身を置く私たちは、ストレスを感じやすくなり、季節変化による自律神経バランスの乱れもおこりやすくなります。そのため、食欲コントロールがうまくできないのは、あなたの意志が弱いからではありません。今までは、食品で直接食欲バランスを調整することは難しかったですが、近年、韓国で発見された、「酵母ペプチドDNF-10」という自然由来の成分は、レプチン分泌を増加し、グレリンの分泌を抑制することが研究で解明されつつあります。この成分を含んだサプリメントもあるので、時には科学の力をうまく活用して、ストレスのないダイエットを行いましょう。